戌年備忘

1970年(昭和45年)戌年 早生まれの備忘録

【がん】中咽頭がん罹患ニュース

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2020年6月7日午後

ちょっと驚きました。

コメディアンの方の中咽頭がん罹患のニュース。

ステージ1の初期発見だそうで、よかったです。

放射線療法をお受けになるとのこと。

 

また、結構有名人の方も罹患されてるようです。

 

私の放射線療法

 

私は全部で35回照射しました。

 

1日1回。

入院前に作成したお面をつけて、MRIのような機器に入ります。

 

所要時間は数秒です。

 

ですが、1回だけ、パニックを起し、数分かかった回があります。

理由は、渇き。

水分が採れない不安からでした。

 

今でも、外出先や仕事でも親戚の集まりでさえも、

水分が採れなくなることへの恐怖はあります。

 

味覚が無くなります

 

そして、味覚がなくなります。

 

5回目くらいまでどうもなかったのですが、
6回目くらいから味覚がおかしくなり、
15回目くらいから完全になくなりました。

 

味覚障害に関しては、事前にしてましたが、

最初は気づかず、差し入れの果物やドリンクがすべて痛んでいると思いました。

 

唾液が出なくなります

さらに、唾液がでなくなります。

常に喉が渇いております。

 

最初の頃は嚥下ができず、ショックを受けます。

 

また、口腔ケアが必須です。

怠ると、口臭がひどくなり、歯がボロボロになります。※脆くなる?

 

歯医者さんに行っても、口を開けている間は、渇きっぱなしになるので、処置の合間のうがいが待ち遠しいくなります。

※歯医者さんはがん患者に対するノウハウもお持ちなようですが。

 

口も開けにくくなります

 

(これは自分だけかも)

開口障害?のような障害が出ました。

口が開けにくいのです。

 

そのため、声も出にくくなりました。

 

昔よく行っていたカラオケもすっかり行かなくなりました。

 

また、大きく口が開けれないので、歯医者さん泣かせです。

 

現在も影響あり

 

退院してから約8年6ヶ月経った現在、

 

味覚は6割くらい戻ったと思います。

しかし、唾液は出ません。治療前の3割くらいだと思います。

 

ですので、仕事の会議なんかも自分ひとりドリンクを持っています。

※来客の場合はお客様にお茶をお出しするのでそんなに目立たないのですが。

 

口腔ケアも必要で、残念ながら、5月に大切な歯を抜きました。

また、歯のレントゲンにはひどい状況が映し出されており、いつ総入れ歯になるかと、もう覚悟はしております。

 

これから

 

  • 味覚
  • 口腔
  • 開口障害

 

今後、これらの症状や障害に対する劇的な改善は望み薄と覚悟しております。

それでも、工夫の仕様があり、例えば、ドライマウスにはそれ用の薬を常備して、人前に出るときは、そっと使用することで、1時間くらいは水分無しで対応できるようになりました。

 

これからも、日々改善に努めます。